僕は知っている
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僕は君が僕をどんな目で
見ているか知っている。



山「知念、可愛い。」



知「あっそ。」



だから僕は気づかないフリをする。


だって、知ってるのを気づかれたら涼介のアピールがさらに
激しくなりそうだもん。


ただでさえスキンシップが多いのに。



なんて考えながら本を読むけど、涼介の視線があまりに凄いから本に集中できない。


モヤモヤした変な気持ちに堪えられなくなって、



知「もう、なに?
そんなに見ないでくれる?」


と一言。


それをどんな風に受け取ったのか涼介は、僕の頬を
両手ではさんで自分の方に向かせた。



知「ちょ、なんなのっ?」



山「好きだよ、大好き。」



まるでプロポーズの時みたいに真剣な目で言われて、

どう答えればいいか分からない。



知「な、なんなの急に..」



山「知念は好き?俺の事。」


知「そんなの分かんない..」


心臓がバクバクバクバク、うるさい。




山「言ってくれなきゃこのままキスするよ?」



知「はっ!?」



山「ほら、早く。」



涼介の顔は、冗談を言う時のような顔じゃなくマジな顔だ。

どうしよう、キスされる。いつもみたいに甘い空気を誤魔化したりできない。



そう考えていると、涼介はシュンとした寂しい顔を
した。



山「好きじゃ、ない...?」


あぁ、何て言ってこの場をやり過ごそう。


でも何故か、気がつけば…


―――――――chu/...



山「!」



目の前には目をまん丸くしてる涼介。

…僕、キスしたのっ!?



山「ち、ちちち知念!?」



ヤバい、恥ずかし過ぎる!


知「今のが答えだから..///ちゃんと返事したしもう
邪魔しないでよねっ//」



なんか、告白みたいになっちゃってるしっ///

もうホントにヤダ//



この場から逃げ去りたい
気持ちを必死に抑え平然なフリを装って本に目をうつすと…



山「ふふ(笑)」



隣から笑い声。

やっぱ、恥ずかしいのは
どうやったって隠せないよね。



知「笑うな変態っ」



なんだか悔しくて強く睨みながら言うと、涼介の顔が近づいてくる。


あまりに瞬発的で呆気に
とられてたけど再び唇が
重なったのが分かった。



嫌悪感なんて全くないこの感じ。

あぁ…、もしかしたら僕もずっと前から…



涼介の首に手を巻き付け、熱いキスを受け止めた。



――――*END*――――

はい、好きと認めた知念くんの負け(笑)


kissの、知念くんside
です♪

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