君が幸せなら僕も幸せ
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-JUMP楽屋にて-




撮影が終わり、僕は楽屋でボ〜っと彼氏である涼介を眺めていた。




中「山ちゃん、明日休みでしょ?

よかったらさ、一緒に
苺狩りしに出掛けない?♪」



20にもなって苺狩りって裕翔、ちょっと痛いよャ


涼介が返事をしようとすると、裕翔の目の前にサッと光くんが表れた。



八「苺狩りよりさ、海行かねぇ?

もう直ぐ夏も終わるしさ♪」




山「あー、海かぁ♪」




薮「ってかさ、山田俺に
相談あるって言ってたじゃん♪

明日は俺と大事なこと話し合おうぜ♪」




おぉ、さすが最年長。
真面目だなぁ。

ってか、悩みってなんなんだろ?



そんな事を考えてると、
僕の視線を遮るように大ちゃんが表れた。




大「知念さ、明日休みだし俺ん家で一緒に
ゲームしよ♪」




知「ゲーム?」




大「知念が欲しがってた
ゲーム、昨日買ってきたんだ♪」




知「そーなんだ♪」




涼介は出掛けるみたいだし大ちゃんとゲームってのも楽しいかも♪



伊「ゲームよりさ、俺と
カラオケいこうよ♪」



高「やめとけっ

二人でカラオケボックスになんて入ったら何されるか分かんないしっ


だから俺ん家で遊ぼうぜ♪」




伊「高木と二人きりの方が危ないしっ」




大「なー知念、俺ん家で
遊ぼうよ♪」




高「いや、俺ん家だろ?」




伊「カラオケ行こうよ〜」




知「えっと…((汗」




まさか、涼介と同じ状況になるとは…ャ



山「ちねーん、帰るぞ〜」




知「えっ、でもまだ返事してな」




――――――chu.//



話し終わる前に、涼介が僕にキスをした。



その瞬間、皆の視線が一気に僕に集まる。


その中に光くんや裕翔や
宏太も居て。
なんか、優越感♪



それは涼介も同じだったようで、唇が離れると大ちゃんや雄也や伊野ちゃんを見て少しニヤニヤしていた。



手を引っ張られて、楽屋を出るといつもの涼介に戻る。



知「結局、誰と出掛ける事にしたの?」




山「お前、聞いてたの!?」




知「うん♪」




山「そういう時はさ〜、
嫉妬くらいしろよなぁ。」



知「それくらいで嫉妬なんてしないよ♪」




山「お前はそうでも俺はさ、」



立ち止まると、涼介は僕をじっと見た。



山「嫉妬深いし、さっき
3人に誘われてる知念見ててマジで嫌だったし…

えっと…だからその...」




もー、焦れったいなぁ。



知「はいはい、分かったよ。

明日は涼介と出掛ける♪」



そう言うと、涼介は新しいオモチャを買ってもらった子供のような顔をした。


こういうとこはまだ幼くて可愛いな。



そう思ってると、また唇が重なった。

そっと離れた瞬間、涼介はニコリと微笑む。




知「っ…///」



あぁ、やっぱりカッコいいかも///



山「じゃあ、明日は俺ん家でデートだな♪」




楽しそうに明日の予定を
話す涼介を見て、心の中が暖かくなった。



君が幸せなら、僕も幸せ♪


――――*END*――――
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