1/1ページ目 知「切ないね。」 カラオケの中、リクエストされて歌ったMoon light。 知「聴かなきゃ良かった。」 山「リクエストしたのお前だろ(笑)」 知「そうだけど、…聴いてて切ないなぁって。」 確かに俺もこの歌はあんま好きじゃない。 切ないし、何しろ気分が 暗くなる。 知「セフレって事でしょ?」 山「まぁ、そうなるな。」 "今の僕たちみたい" 知念がそう吐いたのを俺は聞き逃さなかった。 知「そろそろ行かなきゃ。大ちゃん帰って来るし。」 そう言って出ようとする 知念の手を引っ張った。 山「もうちょっといいじゃん。」 知「だって大ちゃんの仕事が終わる時間だし。 それに、涼介だって裕翔君にバレちゃうよ?」 山「別にいい。」 知「僕は良くないの。 大ちゃんに嫌われたくないもん。」 山「バレないよ、大ちゃん鈍感だし。」 知「もぉ…。 じゃあ後1時間だけね。」 山「うんっ」 セフレの相手に片思い。 ホント、俺の事みたいだ。 歌の通りに俺たちの関係が進んでいくなら、知念は 俺の前から消えるって事になる。 儚い関係だな、俺たちって。 でもどうか、今の幸せが 続きますように…。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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