1/1頁 第六刻の鐘が鳴りました 私はさつと歩いて町を渡ります 然し見世棚硝子(シヨーケース)越しに目に止まりました 其れは可愛らしい熊の縫包(テデイベア)なのですが 何故でしようね 何故か貴男を思ひ出して仕舞うので心臓がどきどきと脈打ちます 其して私は今苦しいのですが 所で第六刻の鐘が鳴りました 皆様如何して過ごすのでしようと訊ねる前に 決まつて返つて来るでしよう答えが此処に在るのですが いつも私は貴男を思い出しているのです そして胸にぽつかりと穴を空けるのです 然し穴は埋まりませぬで 其処でシエスタを改めました 私はさつと歩いて町を渡ります 右手には貴男に似た熊の縫包(テデイベア)を持つて 其れから左手には貴男に贈る花束を抱えます 束ねて居る花は真紅な薔薇で御座居ます 其処でですね 其処で私は凡人で構いませぬ ですから今日と言う日は貴男を ただ貴男を笑わせたいのです <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |