1/5頁 …今日の夜も1人。 ああぁ…今日くらいは早く帰ってきてくれてもいいじゃないか… と、思いつつ、視界はどんどんと狭まっていく… 目蓋が重いのだ。 気付けば時計の短針は十二時を過ぎた所にあって、 いつも早々と寝る癖をつけている奈兎には起きているのがとても辛い時間だった。 自分の分のご飯はとっくに食べ終わっていたが、功聖の為に残しておいた分は机の上に放置したままだ。 ラップをしてよけとかなければ、悪くなって食べられなくなってしまう… そんな事をぼんやりと頭に浮かべながらも、体は動いてくれそうにない…。 いよいよ現実と夢の境界線が曖昧になってきた。 我慢できなくなって、奈兎はついに瞳を閉じてしまう。 毛布はかけていない筈だが、体はどこかふわふわした。 そして、ほんのりあったかかった…。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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