LONDON
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「君の為なら、死ねる。」

そう言った彼が嫌いだった。
死ねるなんて気やすく言うのはやめてほしい。
彼は、私を生かすためなら自分の命を惜しまないだろう。
でも、私だって、彼が生きる為なら死んだっていい。
そう本気で思える位に彼を愛している。
でも、私は言わない。言うつもりはない。死ぬのも全力で避ける。
彼がそれだけ私を愛していると知っているから。
だから、私は結局彼を言い訳にして私を殺したくないだけだった。
彼の発言は、私が否定されてる気がして、嫌だった。
否定している自分は、自分では見ることが出来ない。
だから私もきっと不細工だ。



嗚呼


貴方の愛は重い…。
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