ﾟ｡**━2013年07月15日(月)━**｡ﾟ
【短冊一枚にお願い１つ】
七夕の日は、
長野にいた。
硫黄の匂いが鼻につく
白濁とした白骨温泉に浸かって。
何処までも続く森。
聞こえるのは、風の音、鳥の声。水の囁き。彼の車のディーゼル音。私の好きな単音のピアノのメロディー。マッチの燃える音。煙草を吐いた自分の汚れた呼吸。
見えるのは、大きな大きな岩。そこに流れるひんやりした雪解け水。魚や動物が好きそうな川。神頼みしたくなるほどの生命力を感じる木々。透き通りそうなコケ。淋しそうな照明。醜い自分が写る鏡。
少しだけ、雨が降った。
なんだか
少しだけ少しだけキレイになれたような気がする。
知らない木や花が沢山あって、見ているだけで時間が過ぎていった。
朝ごはんに食べた、温泉水で作ったお粥が心のそこから美味しいって久しぶりに思えた。
朝からオレンジジュース飲める人って素敵だなとどうでもいいこと考える。
私朝はお茶か水しか飲めない気がする。
自然の声が聞こえるのは、やっぱり落ち着いた。
私は、ほんとに田舎育ちなんだと痛感する。
どうでもいいこと考えた。
沢山沢山どうでもいいこと考えた。
それが幸せだった。
自分でもよくわからなかった。
唐突に焦燥感だろうか？なんていうんだろ。
イライラが体を這いずり回るような、そうそう。
ほんとにそんな気分。感じ。
長い長い糸が体の血管を一斉に動き出したような。
頭だけ異常に重くて、身体だけが風船のように浮いていくような。
血液が全部、粉になってシャカシャカ音がするような。
そういうのに襲われる。
決まって叫ばざるえなくなる。
決まって殴らざるえなくなる。
決まって噛みざるえなくなる。
決まって困らせる。えなくなる。
決まって泣く。と落ち着く。
あぁ。
あぁ。
15歳の私よ。
あんた大人になっても何も変わらないよ。
強い信念とか。
強い。
強い大きな大きな大きな大きな
何かが自分にはあると思っていたんだ。
ばーか。
03:13
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